Johnnie Walker Green Label Bar Roppongi
- 東京都港区
- 2008年
JCDデザインアワード2009 BEST100 (2009年)
六本木交差点近くにある地下鉄の出入口のすぐ側のピロティ部分に設営された期間限定の仮設バー。「ジョニー・ウォーカー」の新しいウィスキー、「グリーンラベル」をプロモーションするためのスタンディングバーとDJブースとして計画されました。日常生活の一部がある瞬間だけ非日常的な祝祭空間に変わるお祭りや縁日のように、このバーが六本木のストリートに束の間の非日常的な空間として建ち上がることが期待されました。ここでは古くから存在していながらも現代的なイメージのあるガラスという素材を使うことにしました。ガラスだけでバーカウンターや客席用のハイカウンター、ボトルディスプレイが造られ、木造の厨房部分とDJブースによってL字型に取り囲まれています。ガラスは、透明の強化ガラスと緑色の熱線吸収ガラスの2種類が使われていて、ガラスの重なり具合によって様々な色合いの緑色をつくり出します。4枚の緑色のガラス壁が互いに斜めになるように層状に配置され、互いの間に空間の広がり具合とハイカウンターの向きによって人の溜まる場所を生み出すようにようになっています。ガラスに挟まれた緑色の空間に身を置いた時、目に届く光は何層ものガラスを透過しているので周囲のものは緑色掛かって見え、そこに様々なものが反射して写り込んでくるのが感じられます。ありふれたガラスという素材を用いつつも、少し違った使い方で空間をつくることで、普段見慣れたもの(物・人)を緑掛かったほんのちょっと見慣れない光景に変えることを意図しました。
六本木交差点近くにある地下鉄の出入口のすぐ側のピロティ部分に設営された期間限定の仮設バー。「ジョニー・ウォーカー」の新しいウィスキー、「グリーンラベル」をプロモーションするためのスタンディングバーとDJブースとして計画されました。日常生活の一部がある瞬間だけ非日常的な祝祭空間に変わるお祭りや縁日のように、このバーが六本木のストリートに束の間の非日常的な空間として建ち上がることが期待されました。ここでは古くから存在していながらも現代的なイメージのあるガラスという素材を使うことにしました。ガラスだけでバーカウンターや客席用のハイカウンター、ボトルディスプレイが造られ、木造の厨房部分とDJブースによってL字型に取り囲まれています。ガラスは、透明の強化ガラスと緑色の熱線吸収ガラスの2種類が使われていて、ガラスの重なり具合によって様々な色合いの緑色をつくり出します。4枚の緑色のガラス壁が互いに斜めになるように層状に配置され、互いの間に空間の広がり具合とハイカウンターの向きによって人の溜まる場所を生み出すようにようになっています。ガラスに挟まれた緑色の空間に身を置いた時、目に届く光は何層ものガラスを透過しているので周囲のものは緑色掛かって見え、そこに様々なものが反射して写り込んでくるのが感じられます。ありふれたガラスという素材を用いつつも、少し違った使い方で空間をつくることで、普段見慣れたもの(物・人)を緑掛かったほんのちょっと見慣れない光景に変えることを意図しました。